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基礎知識入側縁

入側縁

広縁または広廂とも呼ばれます。昔は幅2m以上の広い縁側が多く、主屋の桁の下から庇屋根を出して、その下に設けました。天井は化粧屋根裏天井、床は畳を一畳通り敷きとし、残りを板の間に。これを入側縁とし、板敷きは広縁と分ける考え方もあります。最近は幅90㎝ 程度の縁側が増え、主屋の屋根をそのまま延ばし、張り天井が多いようです。

幅を広くとれば荷物の運搬や車椅子の移動にも便利。サンルーム・家事室などに使えます。板張りの場合、ヒノキ・ヒバ・ツガ・松の柾目を主に、ブナ・ナラ・カシ・栗など堅木の縁甲板を使います。