Share:

基礎知識狆潜(ちんくぐ)り・獅子垣(ししがき)窓・洞(ほら)口

狆潜(ちんくぐ)り・獅子垣(ししがき)窓・洞(ほら)口

床の間と床脇の一体化を図り、床の間からの光が床脇に届くように床の間・床脇の間の壁に空洞を設けることがあります。そのうち、床地板から高さ75㎝までに設ける空洞を狆潜りと呼びます。無目で押さえる方法、刀刃の木枠を回す方法、壁を塗り回す方法があります。

これに竹格子を組み入れたものは獅子垣窓と呼ばれます。また、狆潜りより高い位置、地袋の天板より柱一本分上に設けた空洞を洞口といいます。下地窓のように竹格子を組み込んだものがよく見られます。