書院はもともと僧侶の書斎でした。文机は造り付けで下に膝が入り、明かり障子からの光で読経・写経・学問をした場所でした。書院のもっとも古い例とされているのは、鎌倉時代の「法然上人絵殿」に描かれている一間幅だけ濡れ縁に張り出した中の机で勉強している姿です。一方、武家屋敷では学問をする場所なので学問所と呼ばれていました。それが実用性を失い、床飾りのひとつとして室町時代頃から書院造りが生まれ、膝を入れていた場所は地袋となり棚板が載りました。
床の間の精神性
床の間の構え
床の間の種類
書院
床脇
床の間の材料
床の間の木割
床の間に使う木材