円窓床・霞床
床の間の壁に円窓を設けたのが円窓床です。円窓に書院風の柳格子の建具を入れたものを特に日の出棚、または朧棚と呼ぶことがあります。
また、床の間の壁に月や富士山を描いた軸を掛け、その前面に違い棚を設けたものが霞床です。床の壁と違い棚の間にわずかな隙間が生じるので、棚の向こうの絵が違い棚の影を映し込んで霞む景色のように見えるところから名付けられました。霞床はおもに床脇に用いられますが、それを床の間に代用した例もあります。
西行院皆如庵の円窓床や大徳寺玉林院の霞床の席が有名です。
床の間の壁に円窓を設けたのが円窓床です。円窓に書院風の柳格子の建具を入れたものを特に日の出棚、または朧棚と呼ぶことがあります。
また、床の間の壁に月や富士山を描いた軸を掛け、その前面に違い棚を設けたものが霞床です。床の壁と違い棚の間にわずかな隙間が生じるので、棚の向こうの絵が違い棚の影を映し込んで霞む景色のように見えるところから名付けられました。霞床はおもに床脇に用いられますが、それを床の間に代用した例もあります。
西行院皆如庵の円窓床や大徳寺玉林院の霞床の席が有名です。